【石垣島グルメレポート】石垣島は年末年始何食べるの?

TV番組やSNSでもよく見られるようになった石垣島の食文化は、

年末年始に特に際立ちます。 

地元の人々は、この時期に独自の料理を楽しみ、家族や友人と共に新年を祝います。 

特に八重山そば、中身汁、オードブルは、

石垣島の年末年始に欠かせない伝統的な食べ物であり、 

それぞれに深い意味と文化的な価値があります。 

今回は、年末年始に向けてその食文化を紹介し、 

観光客の方もこの食文化を体験できるような情報を記事にしたので、 

楽しんでもらえると嬉しいです。 


年越しそば 

来夏世の八重山そばセット

最近では言わずと知れていて、県外にも人気の八重山そば。 

石垣島を含む八重山を代表するソウルフードですね。 

沖縄本島の沖縄そばとは異なり、独自の特徴と風味を持っています。 

八重山そばの麺は小麦粉を主原料とし、柔らかくてもちもちした食感、

また、麺の断面が丸い丸麺と、平たくて少し縮れている平麺があるのが特徴です。 

スープは豚骨ダシをベースにしており、醤油や味噌で味付けされ、 

豚肉やかまぼこ、ネギなどがトッピングされます。 

ここ数年では、かつおダシと豚骨ダシのハイブリッドスープが密かに人気です。 

年越しの時期になると、多くの日本の家庭では蕎麦粉を主原料とした、 

年越し蕎麦を食べる習慣がありますが、 

石垣島では八重山そばがその役割を果たします。 

年越しに八重山そばを食べることは、

新しい年への健康と福を願う意味合いを持ちます。  

石垣島では、年越しの夜、家族や親戚が集まり、一緒に八重山そばを囲みます。 

この風習は、新年を迎える際の楽しみの一つであり、

島の文化として大切にされてきました。 

この時期に島で過ごす人々は、このソウルフードを通じて、

石垣島の暖かいコミュニティと文化を感じ取ることができるでしょう。 

観光で訪れている人でも、スーパーや市場で材料を調達し、 

自分たちで作って食べることができます。 

下記の材料で簡単に美味しく作れるので、挑戦してみてください。 

八重山そばの材料
  • 八重山そばの麺
  • 八重山そばの素
  • ヒラかまぼこ(八重山かまぼこの平たいもの)
  • 青ネギ
  • 七味唐辛子、胡椒、ぴぱーち、コーレグース(お好みで)

石垣島の八重山そばは、年越しの夜に食べることで、

その年の良き締めくくりと新しい年への希望の象徴となり、

地元の人々にとっては新年を祝う特別な料理となっています。 

八重山そばの材料が買えるスーパー
  • サンエー(下記のマップで黄色のポイント)
  • マックスバリュー(下記のマップでエンジ色のポイント)

中身汁 

中身汁もそばと並んで昔から食べられているソウルフードです。 

この料理は、豚肉や豚の内臓を主な材料として使用し、

シイタケやこんにゃくなどを加えて作られます。 

中身汁の特徴は、基本的にあっさりしてますが、

豚やシイタケからでる出汁からくる深い味わいで、

地元の食材を存分に活かした家庭的な一品です。 

「豚は鳴き声以外、全て食べる」。沖縄の豚食文化について、

昔からよく言われており、中身汁はその代表ともいえます。

正月において、中身汁は石垣島の家庭でよく作られる料理の一つです。 

料理の準備は、豚肉や内臓を丁寧に洗って下処理し、

それを煮込んで旨味を引き出します。 

中身汁は、塩や醤油でシンプルに味付けされ、

時には泡盛が加えられて独特の風味を加えることもあります。 

煮込まれた豚肉と内臓は、ホロホロ。 

食べる前にすりおろしたしょうがをひとつまみ入れると、

身体が温まるだけでなく、ピリッと大人の味に様変わりします。 

正月の食卓に中身汁が並ぶと、それは石垣島の文化や家族の伝統を称える瞬間です。 

ぼくがちょうど成人を迎える年、

年末年始は地元の友達と同窓会やら何やらで、

毎晩呑みに行っては朝帰りしていたんですが、

実家に帰ってきたら中身汁が作ってありました。 

どんなに酔っていて食欲がなくても、

あっさりしてやさしい味の中身汁だけは食べて、 

アルコールで満たされた胃袋に染みわたっていったのを覚えています。 

また、年末年始で大量に作って余ってしまっても大丈夫。 

八重山そばの麺にかければ、中身そばとして美味しく食べられます。 

オードブル 

見た目の華やかさは、まさにピカイチ。 

子どもの夢と希望、子供が好きな食べ物ランキングの1位から順に入れたような、 

まさにパーティーパックです。 

オードブルは、祝い事や年末年始に特に人気のあるスタイルです。 

この地域特有のオードブルは、多様な食材と彩り豊かな盛り付けが特徴で、

地元の味を豊かに表現しています。 

オードブルとひとくくりに言っても、作る店やレストランによって多種多様。 

揚げ物パラダイスのオードブルもあれば、海の幸や島の野菜、

伝統的な沖縄料理が組み合わされたもの、

見た目にもこだわった高級感あふれるものもあります。 

年末年始は家族や友人が集まる特別な時期であり、

オードブルはそのような集まりに最適な料理です。 

この時期に家族や友人が一堂に会するために、

老若男女それぞれの口に合うような一品一品が入っているため、

年齢別に用意する必要がありません。 

オードブルは、家庭で手作りされることもあれば、

地元のレストランやホテルで特別なメニューとして提供されます。 

予約制が基本ですが、スーパーなどでは当日でも購入できることもあるので、 

観光客でも安心です。 

年末年始に石垣島でオードブルを食べることは、

単に美味しい料理を楽しむだけでなく、

家族や友人との絆を深める時間を過ごすことも意味しています。 

この時期に島を訪れる観光客にとっても、

オードブルは石垣島の食文化を体験する絶好の機会をと言えるでしょう。 

地元の人々にとっては、年末年始のオードブルは、

一年の終わりと新しい年の始まりを祝うための重要なイベントであり、

島の伝統と現代的な要素が融合した独特の食文化を体験できるでしょう。 

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まとめ

石垣島の年末年始は、八重山そば、中身汁、 

オードブルなどのソウルフードで特別な日を祝います。 

これらの料理は、新年への健康と福を願う意味合いを持ち、 

家族や友人との絆を象徴する重要な役割を果たしています。 

観光客も地元のスーパーや市場で材料を調達し、 

これらのソウルフードを自分たちで作って楽しむことができますので、 

旅行の際にぜひ参考にしてみてくださいね。