2月の石垣島は、1月に比べて少しずつ気温が上がり、暖かさが戻ってきます。
20℃を超える日もでてきて、「さすが南国!」と早くも冬の終わりを感じられることでしょう。
また、温暖な気候の地でみられる「緋寒桜(ヒカンザクラ」が満開を迎えます。
ピンクの花びらが、より華やかな石垣島を楽しませてくれるはずです。
しかし、暖かくなるとはいえ寒暖差が激しいため、それなりに備えは必要です。
日が落ちた後の島風は身体にこたえることもあります。
今回は、2月の石垣島についてまとめたので、ぜひ旅の参考にしてください。
- 2月に石垣島旅行を計画している
- 2月の石垣島について知りたい
- のんびり石垣島旅行をしたい
- 旅費を抑えたい人
平均気温 | 20.7℃ |
最高気温 | 27.7℃ |
最低気温 | 13.6℃ |
気温差を見てわかるとおり、寒暖差は激しいです。
日中は、刺すような日差しが降り注いでいるかと思いきや、日が落ちると気温が下がり、
浜風でさらに体感温度が下がるなんてことはよくあります。
軽めに羽織れる、薄手のジャケットやカーディガンなどを1枚持って行くと体調を崩さずに過ごせるでしょう。
ちなみに、地元民はしっかりジャケットなどを着ています。
移住経験がある方はご存知かもしれませんが、1~2年住んでいると、
気候に身体が慣れてきて、南国の冬でも寒く感じるんです。
人間の順応力は素晴らしいということに気づくでしょう。
海に入れるか気になると思いますが、ウエットスーツなどを着用するシュノーケリングやSUPなどは可能です。
ビーチで水着で海水浴は、さすがに北風がこたえるでしょう。
2月の石垣島はどちらかというと閑散期です。
3月になると、卒業旅行や団体客が多くなり、それに伴い費用も上がってきます。
なので、2月は旅行代金は一年のなかでも安くなります。
この時期は、レンタカー、アクティビティツアー、ホテルの宿泊費などが軒並み下がります。
普段なら手が出せないような高級リゾートホテルなどにもお得に泊まるチャンスと言えます。
前述でもあったとおり、閑散期なので観光客も繁忙期に比べて少ないです。
そのため、気になる飲食店の予約が取りやすかったり、
ツアーにも空きがあり予約が取りやすいので、個人的にはおすすめです。
街の様子も落ち着いていて、ゆったりとした時間を過ごすことができるはずです。
シーズンインの暑い日差しを浴びながら、ワイワイ&ガヤガヤと観光するのも良いですが、
のんびり島気分を味わうには、2月の石垣島はうってつけだと言えます。
2月は、シーズンでいうと閑散期があけて、シーズン到来のために準備する期間と言えます。
準備期間とはいえ、イベントや行事もしっかりあるので、タイミングがあえば参加してみてください。
石垣島含め、沖縄地方は正月が3回もあるのをご存じでしょうか?
- 1つは、新暦の正月
- そして、旧暦の正月
- 最後に、あの世の正月
です。
新暦の正月は1月1日、旧暦はいわゆる“旧正月”といわれ、2024年は2月10日(日)が旧暦の1月1日となります。
そして、あの世の正月は旧暦の1月16日、方言で「ジュールクニチー」と呼ばれ、2023年の2月25日(日)です。
地元の人たちの親族間行事なので、観光客の方は参加できないかもしれませんが、
地元民に知り合いがいる方はもしかしたら、参加させてくれるかもしれません。
十六日祭は、八重山地域などの沖縄県内で一部の地域の伝統行事。
親族が旧盆同様にお墓に集まり、重箱料理(おせちに似た料理)、
お菓子や果物、お酒などをお供えし、線香を焚きます。
島や地元を離れている親族も、この十六日祭に合わせて帰省するほど重要な伝統行事で、
十六日祭が近づくと親戚、家族で墓掃除を行います。
先島地域(宮古島から以西の諸島地域)では小・中・高校は午前中で授業を切り上げ、
一部の民間企業も業務を短縮するなどして、午後から墓参りに向かいます。
お墓で各自持ち寄った御馳走を皆で食べ、三線を奏でながら祖先の霊を供養します。
最後は、先祖があの世でお金に困らないようにとウチカビと呼ばれる、
あの世のお金を燃やして墓参りを終了します。
2023年は2月26日(日)に開催されました。(2024年は未定)
黒島は、日本有数のウミガメスポット、そして人口の10倍も牛が多いことから、
「牛とウミガメの島」と言われています。
石垣島から黒島までは、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから、
フェリーで30~40分ほど(海流により前後します)で行くことができます。
牛まつりの最大の目玉は、抽選会です。
1等はなんと牛1頭が当たるんです。
抽選券が船の乗車券に付属しており、会場の入り口で投函します。
祭りのクライマックスで抽選会が行われます。
そのほかにも、いろいろな競技があります。
ペアで牧草ロールを乗り越える障害物競争や、
牧草ロールを転がして競ったり、牛の鳴き声コンテストなどがあって、
牛にちなんだ競技があり、最後まで楽しむことができます。
出店もあり、牛汁、牛そば、ステーキなど牛料理を楽しむことができるので、
これを味わいに行くだけでも良いかもしれません。
また、黒島にはウミガメを研究、展示している黒島研究所もあるので、
牛祭りに足を運ぶついでに見学するのもいいですね。
世界自然遺産に登録された西表島の大自然の中を走ることができます。
友達どうしや夫婦で参加する方、女性ランナーも多く参加しています。
また、大会後にはふれあいパーティーもあり(新型コロナウイルスの状況次第で中止になる可能性あり)、
参加者どうしでコミュニケーションを取れる場もあります。
その日は、ふれあいパーティーまで参加する方は、ホテルや民宿などが満員になる場合があるので、
計画的にプランを組みましょう。
参考に前回大会の日程をご紹介します。
令和5年2月11日(土曜日)
大会受付:8時30分~11時20分
開会式:12時20分~12時35分
競技開始・終了:12時40分~16時
表彰式:各クラス順位確定後随時行う
ふれあいパーティ:18時 ~20時00分(コロナ禍の状況に伴い中止あり)
申込方法
1パンフレット申込み
・パンフレットに添付されている振込用紙に必要事項を記入の上、郵便局にて申込む。
2インターネット申込み
(参加料のほか、別途手数料がかかります)
申込期間
2022年10月11日(火曜日) ~ 2022年11月30日(水曜日)まで ※エントリー終了
(定員に達し締め切り)
参加料
一般・高校生(5,000円/1人)保険料含む
中学生(2,000円/1人)保険料含む
(参加料のうち200円はイリオモテヤマネコ保護基金へ寄付扱いとする)
大会HP:https://www.town.taketomi.lg.jp/yamanekomarathon/outline/
ロッテファンはご存じかもしれませんが、
プロ野球チームの千葉ロッテマリーンズが2月からキャンプインします。
練習してる姿だけでなく、選手が宿泊してるホテルから、キャンプ地の球場まで移動しているところを見れたりもします。
野球好き、ロッテファンであればこんなに間近で選手を見られるのは貴重な体験になるはずです。
観光&キャンプの見学は、この時期だけです。
ぼくも子供のころは、毎日のように球場に通い、プロの練習の様子を見ていました。
当時のバレンタイン監督と大松選手にサインをもらったのは今でも覚えています。
ホタルと言えば、夏のイメージが多いと思います。
しかし、石垣島ではホタルはほぼ1年中に見ることができるのです。
時間帯は日没から30分ほどと言われています。
石垣島には約9種類の蛍がいます。
それぞれ見られる時期が違いますが、すべて合わせると1年を通してホタルを見ることができます。
2月~3月にかけてヤエヤマヒメボタルを見ることができ、その光は神秘的で美しいと言われています。
石垣島のホタルスポット
バンナ公園のDゾーンには、ホタル街道という散歩道があります。
自然のなかを歩きながら、ホタルを見ることができます。
前勢岳はバンナ公園の隣にある山です。
石垣島天文台へ向かう途中の林道でホタルが出現します。
※ピンは前勢岳展望台
沖縄で一番高い山の「於茂登岳」です。
於茂登岳に登る登山口林道で見ることができます。
※ピンは於茂登岳展望台
本土で桜と言えば、ソメイヨシノが有名ですよね。
ピンクでひらひらした花びらは、春の風物詩としてのイメージが根強いはずです。
ですが、沖縄地方では冬の終わりを告げるヒカンザクラが主流です。
1月の下旬から2月の中旬がだいたいのシーズンです。
ソメイヨシノとはちがい、濃いめのピンク色の花を咲かせます。
ソメイヨシノのようにひらひらした花ではないですが、これはこれで綺麗な花をつけるので、
冬の終わりを感じながら、眺めるのもなかなか良いものです。
スポットはバンナ公園です。
石垣島では12月下旬から6月末ごろまで南十字星を見ることができます。
南十字星は南方にある星座で、北半球ではなかなか見ることができません。
この期間は水平線の少し上から十字がきれいに立つ姿が見られます。
石垣島は星が綺麗にみえるため、星空保護区としての認定以外にも、
日本三選星名所にも認定されているほどの美しさを誇っています。
1月中旬から2月中旬ごろに海岸の岩に張り付いています。
地元のこどもたちはこの時期になると、あーさー採りをし、自宅でいろいろな料理にしてもらったりします。
あーさーとは、一般的に言われているアオサのことです。
あーさーは、吸い物、天ぷらなどいろいろな調理方法で美味しく食べられます。
ここからはあーさーの美味しい食べ方をご紹介します。
味付けは、だしの素と塩のみ。
あーさの出汁が染みわたります。
家庭や店によっては、ツナ缶を入れたりします。
もずくの天ぷらが有名ですが、あーさ天ぷらも負けてません。
個人的にはもずくよりあーさ派です。
磯の香りがたまりません。
八重山そばにあーさをのせると、一気に変わります。
あーさの風味がうつったスープは最後の一滴までおいしい!
一般的な、のりの佃煮よりも、繊維と磯の香りが強いです。
一度食べるとリピートしたくなるほどやみつきになります。
うむずなーとは、小さいタコのことで遠浅の海岸に生息しており、比較的簡単に捕まえることができます。
「イイダコ」と言えば馴染みがあるでしょうか。
子供のころ、海人だった祖父とうむずなー採りに出かけ、大漁で帰ると祖母に調理してもらっていた記憶があります。
見た目はあれですが、
茹でてそのまま食べることもできますし、醤油やマヨネーズをつけて食べる人も多いです。
この小さいタコをニンニクの葉や芽と炒めた、炒めものがとても美味です。
うむずなーのニンニク炒めのお供には、泡盛の水割りが良いでしょう。
2月は、ゆっくりと石垣島の良さを味わうことができます。
夏の石垣島もいいですが、旅費を抑えつつ満足度の高い旅行はこの期間だけと言っても過言ではありません。
島時間の独り占めは、最高のリフレッシュになるはずです。