年間をとおして温暖な気候で有名な石垣島ですが、1月はどうでしょうか?
「さすがに寒いのでは?」、「アクティビティとかはできなさそう」と思われるかもしれません。
結論から言うと 、
1月も充分に楽しめます!
本州では真冬といわれる12〜2月ですが、温暖な気候を求めて観光客が年々増加しており、
1年を通して観光やマリンスポーツなどを楽しむことができます。
そこでこの記事では、石垣島の1月の過ごし方から服装、用意すると良いものをお伝えしていきますので、
ぜひ参考にしてください。
平均気温 | 19.8℃ |
最高気温 | 27.0℃ |
最低気温 | 12.3℃ |
一応言わせていただきますと、
1月の石垣島は、1年で最も寒い時期となります。
ですが、表を見てわかる通り、本州に比べればかなり温暖です。
コートやダウンジャケットは暑すぎるくらいでしょう。
しかし、暖かいとは言っても本州に比べてです。
また、島ならではの浜風が吹きますので、
体感温度は表示されている気温よりも2〜4℃ほど低いと思って荷造りすることをおすすめします。
暑さ寒さも感じ方は人次第ということもあるので、気温に合わせて脱ぎ着できる上着を持っておくと安心です。
1年のなかで最も寒いと言われる1月の石垣島ですが、海には入れるのでしょうか。
結論から言うと、入れます。
ただし、条件付きです。
夏のように水着1枚で海水浴を楽しむことは難しいかもしれませんが、
ウエットスーツを着て行うダイビングやシュノーケルなどは可能です。
防寒対策としては、
- ウエットスーツを着る
- 濡れたままでいないこと、タオルや着替えを常備
- 船上で身体を冷やさないようジャケットなどを着る
そして、むしろここで言いたいのは、ダイビングは冬の時期こそおすすめです。
その理由は、ダイバーの中ではよく知られているのですが、
- 水温が下がりプランクトンなど微生物が減る
- 海面付近と深いところの水温の温度差がなくなる
- 季節風により表層の濁った海水が沖に流される
以上の理由から、冬の海は透明度が高いと言われており、
多くのダイバーも冬の海を好み、より透明度の高い海を求めて冬の石垣島に来る人も少なくありません。
また、1月はマンタと遭遇しやすいという迷信のような話もあるそう。
実際のデータはないですが、ダイビングショップを営むダイバーさんたちが言うほどです。
航空券が安い時期としてまず注目したいのが、正月明けから2月にかけて。
この時期は観光業にとっては閑散期。
飛行機の料金もホテルなどの宿泊費も、最低価格になっている場合が多いです。
3月に入ると航空券の値段が1段階上がってしまうため、
卒業旅行を考えている学生は、あらかじめ1~2月を狙って旅行の計画を立てることをおすすめします。
また、人気店の予約が取りやすいのもこの時期におすすめする理由の一つです。
予約が取りやすいから、計画も立てやすくコストパフォーマンスも高いです。
数か月前から早割を使って予約すると低価格で予約が可能です。
早めに旅行の計画を立てて予約するようにしましょう。
初詣スポットは島中から多くの参拝者が集まります。
スポットの一つの桃林寺は、1614年に八重山で初めて建立された仏教寺院です。
沖縄最古の木造建築と言われており、沖縄県の有形文化財にも指定されています。
先着108名で除夜の鐘をつくことができるのも人気の秘訣。
ぜひ整理券をゲットして、思い出に残る経験をしてみてはいかがでしょうか。
年が明けに向けてカウントダウンがおこなわれ、新年と共に打ち上げ花火が上がります。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートのカウントダウンイベントが有名です。
ほかにもリゾートホテルや、飲食店などで行われているため、
気になる人は事前に調べていくことをおススメします。
石垣島は都会のような高層ビルはありませんし、
島は海に囲まれているため初日の出スポットが多いです。
おすすめは「玉取崎展望台」、「サザンゲートブリッジ」です。
石垣島で闘牛は盛んで、年数回「闘牛大会」が行われています。
島内には2ヶ所の闘牛場があり、「八重山闘牛場」と「轟(とどろき)闘牛場」があります。
特に人気な大会がお正月期間に開かれる
「石垣島 新春闘牛大会」と「旧盆ナイター闘牛大会」。
正月休みなので、子供連れの家族も多く観戦します。
闘牛士の掛け声やぶつかり合う角の音、牛たちの咆哮に圧倒されることでしょう。
- 日時:1月上旬ごろ
- 場所:南ぬ浜町(サザンゲートブリッジを渡ったところ)
- 種目:①伝統凧の部(八角・ピキダー・アヨー・シャクシメーの4部門)
- ②自由凧の部
意外に思われるかもしれませんが、凧愛好家が多い石垣島。
毎年恒例の新春凧揚げ大会が今年も南ぬ浜町で行われます。
自慢の凧を持って参加する人や、親子で参加する人も。
- 日時:1月中旬ごろ
- 場所:多田浜(ただはま)御嶽
毎年1月に行われる石垣島平得村の祭り「種子取祭」。
平得はピサイ村とも呼ばれています。
平得種子取祭は、初めに多田浜という浜にある「多田浜(ただはま)御嶽」で、儀式が行われます。
この場所は、八重山最高神職のある女性が、沖縄本島・首里から船で帰る途中に遭難にあってしまいベトナムに漂流。
そこから石垣島に戻る際に五穀の種子を持ち帰った場所とされています。
住人は、ハマカザという草でつくった冠を頭に乗せて参加します。
その御嶽で行われる儀式のなかに有名なカタパル馬という儀式があります。
馬に乗って御嶽の前を颯爽と走り抜けるカタパル馬。
祭のラストを飾る奉納儀式です。
地域住民以外の方も見学ができます。
石垣島の行事の多くは、五穀豊穣の祈願が多く残っており、
平得では、種子取祭で種を取る願いをし、
その後、田願い→双葉願い→田おろし→穂の願い→初穂→豊年祭→豊年祭と
五穀豊穣を祈願する行事が続きます。
- 日時 :毎年1月中旬ごろ
- 大会前日:参加者受付 9時~22時(総合体育館メインアリーナ)
- 大会当日:参加者集合 8時10分
- 開会式 :8時20分
- 競技開始:8時30分(フル・ハーフ) 9時10分(10km)
- 競技終了:15時00分
- 種目 :フルマラソン(42.195km) 、ハーフマラソン(21km)、10km
- 会場 :石垣市中央運動公園陸上競技場(スタート・フィニッシュ)
- HP :https://www.ishigakijima-marathon.jp/
毎年多くの参加者が県内外から集まるイベントで、
運よく天気が良い日にあたると、島内の素晴らしい景色をみながら走ることができます。
また、完走者は市内の飲食店で割引サービスなどを受けられる特典などもあります。
疲れて苦しくなったとしても、沿道の温かい声援が背中を押してくれるはずです。
石垣島の年越しそばは、「八重山そば」です。
蕎麦ではなくそば。
外食や出前などは取らずに、各々の家でそれぞれ家庭の味のそばが食卓に出ます。
素泊まりで滞在予定の方は、スーパーなどで買い出しし、宿泊先で年越し八重山そばを作ってみるといいでしょう。
スープの素などが売っているので、意外と簡単に美味しく作ることができますよ。
石垣島含め、沖縄にもおせちはあります。
あるにはあるのですが、ほとんどの家庭で出ることはないです。
石垣島では「おせち」ではなく「オードブル」が一般的です。
ホテルやスーパー、また飲食店などで作られており、どこのオードブルもバラエティーに富んでいて美味しいです。
ホテルやスーパー、飲食店でオードブルをテイクアウトし、
家族で食べるというのが石垣島の正月の一般的な食卓シーンです。
1月の石垣島は、ピーク時に比べて賑わいはありません。
だからこそ、独り占めしているかのようにプライベート感のある観光を楽しむことができるでしょう。
事前に予約し、お得に1月の石垣島を楽しみましょう。