3月といえば暦の上では春ですが、まだまだ寒く、山間部や日本列島の上あたりの道府県になると、
雪がまだ残る地域があります。
そんな3月ですが、石垣島では海開きが開催されるのをご存じでしょうか?
「え?夏じゃないのに、海開き?」、「解禁しても泳げないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
いえいえ、3月は石垣島はもう夏(本土でいうと初夏くらい)です!
3月下旬になってくると島内の各家庭や店舗では、扇風機や冷房がついており、
働いてる会社員はスーツからかりゆしウェアへ衣替えが始まります。
クールビズが始まるのです。
ということで、今回は3月の石垣島での過ごし方と、おすすめスポットなどをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
平均気温 | 21.0℃ |
最高気温 | 27.3℃ |
最低気温 | 13.7℃ |
3月の石垣島は、日中だと30℃近く気温があがるため、半袖半ズボンでも過ごしやすいです。
しかし、北風が吹くこともあるので、海水浴後や日が落ちたら肌寒く感じることも。
脱ぎ着しやすい、薄手のウインドブレーカーなどがあれば安心です。
全体的に3月は過ごしやすい季節です。
日差しが強く、気温が高くなっても湿度が高くないので、日中に外を出歩くと気持ちいいです。
また、この時期は観光シーズンへ向けて動き出す時期です。
この時期は、学生の卒業旅行やシーズンへ向けてリゾートバイトで県内外から入ってくる人が多いです。
とはいえ、ピーク期にはまだまだほど遠いので、
飛行機代やホテルなどの宿泊料金は、比較的安い傾向にあります。
1月、2月に比べれば気温もかなり上がりますが、3月の上旬は海水もまだ低い日が多いです。
しかし、ウエットスーツを着るダイビングやシュノーケリングはしっかりと楽しむことができるでしょう。
3月下旬にはビーチで海開きが行われるため、そのころになるとビーチでの海水浴などに充分に楽しめます。
少しずつ活気が出てきます。
大型客船が入ってきたり、学生の卒業旅行が組まれていることも多く、
徐々に賑わいを見せ始める時期です。
飛行機の予約やアクティビティツアーの予約は、事前に行うことをおすすめします。
※2024年は未定。(更新予定)
2023年は、3月26日(日)に与那国島のナーマ浜で、
「日本最南端!八重山の海びらき2023 in与那国島」が開催されました。
毎年3月、ちょうどみどりの日のあたりに、沖縄県の石垣市、竹富町、与那国町で、
各年交代で開催されることから「日本最南端の海びらき」と呼ばれているイベントです。
海開きの合図とともに子供たちが砂浜を駆け出し、海に飛び込んで行く様は、
3月の風物詩となっています。
ちなみに日本で1番早い海開きは、父島(小笠原諸島)なんです。
年末のカウントダウンパーテーに続いて、元旦の1月1日に海開きを行うそうです。
海開きイベントに参加して、ひと足早い海開きを体験すると、先取りした優越感が味わえるかも!
沖縄県と沖縄のテレビ局の琉球放送が制定しました。
三線(さんしん)は、三味線のもとになった楽器で、
語呂合わせで「3(さん)4(し)ん」から3月4日がさんしんの日となっています。
「さんしんの日」は、1993年(平成5年)に琉球放送が提唱して始まり、
この日は三線の音に合わせて琉球音楽を歌って、踊って楽しむ日とされています。
※年中歌って踊っているイメージがあるかもしれませんが、その通りです笑
ただ、この日は三線の楽器を特別に歌って踊るかもしれません。
三線の日にちなんで、三線専門店などで三線のセールが行われることもあるので、
興味があるかたは探してみてもいいかもしれません。
3月5日はサンゴの日とされ、この日を含めた1週間はサンゴウィークとして、
サンゴについて学んだり、体験することができるイベントが催されます。
また、サンゴを使ったアクセサリーやインテリアなどのフェアが開催されたりするので、
街の小物屋やアクセサリーショップなどを訪れてみるのもいいでしょう。
初夏にかけて真紅の鮮やかな花を咲かせるデイゴ。
方言で「アカヨーラ」と言われます。
まるで南国ならではの「情熱さ」を表現したような真紅の花は、
花言葉のように生命力に満ちあふれています。
デイゴの花が咲くのは3〜5月にかけて見頃。
この時期はヒカンザクラの時期が終わり、デイゴが咲き始める春から初夏への移り変わりを感じられる季節です。
卒業式や入学式の時に咲く真紅の「デイゴの花」は印象深い花です。
デイゴは毎年たくさんの花をつけるわけではありません。
その年によってばらつきがあります。
デイゴと言えば
「デイゴが咲き乱れ 風を呼び嵐が来た~」
でお馴染みの、THE BOOM 「島唄」で有名ですよね。
民謡や多くの唄に出てきており、デイゴは昔から島民に親しまれていた木ですが、
そんなデイゴの木にはこんな言い伝えが昔からあるのです。
「デイゴの花が咲き乱れるとその年は台風の当たり年になる」
実際はどうかわかりませんが、石垣島の島民は毎年、デイゴの咲き具合で台風の予想をして、
漁業や農業に活かしてきたそうです。
またデイゴの木は琉球漆器の材料・木材として重宝されます。
ヒビなどが少ない材質と言われ、伝統工芸品に活かされているのです。
最後に「デイゴ」が登場する曲で、おすすめの曲があるのでご紹介します。
「デイゴ咲く散歩道 温もりに頬寄せて~」
少年時代を回想させるような、温かい唄とjimamaさんの優しい歌声で、
ふとしたときに今でもよく聴いています。
3月中旬から出現する ヤエヤマヒメボタル。
日本で最小のホタルとして、研究家に重宝されています。
日没から30分ほどしか光らないためその姿は貴重です。
ポツポツと数匹が光り始め、数百、数千と光っていく光景は、まさに幻想的。
短い時間に精一杯光る様は、線香花火のようです。
マングローブ林の中で見られるようですが、日が落ちたあとに海に近づくのはガイドなしでは危険です。
もし自分たちだけで気軽に行きたいなら、このスポットがおすすめです。
ホタルを見に行く際は、懐中電灯などを装備しておきましょう。
美しくも儚いホタルの輝きを是非見逃さないでください!
3月の旬といえばパッションフルーツです。
βカロテンやビタミンCが豊富で栄養も抜群!
美容にも良いパッションフルーツですが、特徴は何と言っても
その食感です。
実の中にゼリー状の種があり、これが口の中でプチプチとした食感で美味しいです!
これがクセになり、あっという間に食べきってしまいます。
そのまま食べるのも良いですが、ジュースやお酒、
また料理のソースやドレッシングに入れても美味しくいただくことができます。
もずくは3月〜6月まで時期です。
沖縄県はもずくの生産量は日本一を誇ります。
もずく料理で出てくるものは一般的に、
- もずく酢
- もずくの天ぷら
などが挙げられます。
特に沖縄をはじめ石垣島のもずくは本土と違い太いです。
新鮮なもずくは、コリコリした歯ごたえがあって磯の香りと旨味を感じることができます。
天ぷらもいいですが、
めんつゆで、そうめんやうどんのようにもずくを食べるのもおすすめです!
サンドイッチマンの伊達さんの言葉を借りるなら、
「もずくは海藻でほぼ食物繊維だから、カロリーゼロ!」
ヘルシーで美味しい石垣島の旬のグルメをぜひ堪能してみてはいかがですか?
3月は観光シーズン到来にむけて島全体に活気がでてきます。
ですが、まだまだピークにはほど遠いので、タイミングが良ければグルメやアクティビティを独り占めできることも。
また、航空券の安さも相まって満足度の高い旅行ができるでしょう。