今年も台風シーズンが到来します。
例年、7~10月が台風シーズンと言われますが、早い年だと4月後半から近海で台風が発生します。
多くの被害をもたらす天災ですが、その反面恵みをもたらすものでもあります。
そんな台風は、しっかり対策をすれば被害を最小限におさめることができます。
移住して間もない方や、旅行中の方は参考にしてみてください。
台風シーズンの到来
観光シーズンがピークになるにつれ、追うように台風のシーズンもやってきます。
台風シーズンのピークは7~9月がもっとも接近するといわれています。
- ベランダなどの室外にものを置かず、室内に移動させる
- 自転車やバイクを屋外に置く場合は、あらかじめ倒しておく(シートカバーは飛ばされる危険があるため、ロープで頑丈に縛る)
- 避難先を調べておく
- 食料やガソリン、暑さ対策用の備品を購入しておく
防災情報Webサイト
https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/kurashi_gyosei/kurashi/anshin_anzen/bosai/index.html
https://www.jma-net.go.jp/ishigaki/typn/typhoon_higai.html
台風対策:食料編
台風直撃間近になると、食料を備蓄するために島中の人たちがスーパーへ調達にいきます。
そのため、陳列棚がすっからかんになっていることも。
スーパー側は、多めに仕入れたりなど工夫しているようですが、やはり間に合わないことが多いようです。
また、台風が過ぎたあとも、しばらくは海が荒れているため、
貨物船が島に到着するまでに日を要し、食料が入ってこないことがあります。
このような事態になる前に、あらかじめ非常食を備蓄しておくことが必要です。
非常食は日持ちし、常温で保管できるのがオススメです。
- インスタントラーメン
- 缶詰
- 切り餅
今はネットショップなどで、豊富な非常食を購入することができます。
1年に1回、半年に1回程度、備蓄の見直しで定期的に入れ替えておけば、
いざというときに役立つでしょう。
台風対策:住宅編
元々、石垣島の家や建物の多くは、台風に強い造りになっています。
屋外:雨戸(暴風戸)
基本的には、どの家も雨戸(暴風戸ともいう)がついているので、必ず雨戸を閉めます。
台風では、何が飛んでくるかわかりません。
小さくて軽いものでも、窓ガラスにヒビを入れるほどの威力になることもあります。
台風中に窓が割れてしまうと、台風が過ぎるまで業者も休業してるため、
修理や取り換えがすぐにできません。
また、潮風で窓ガラスが汚れるのを防ぐこともできるので、
雨戸は必ず閉めるようにしましょう。
屋外:ベランダ・バルコニー
ベランダやバルコニーに設置されているものを屋内に移動させたり、
倒れないように固定するなどしておきましょう。
物干し竿、鉢植え(プランター等)、屋外用スリッパ
屋内:停電・断水対策
大型台風ともなると、非常に強い風がふきます。
電柱が倒れてしまうこともあり、電気が止まってしまうことも。
すぐに復旧することもありますが、長引くと3日〜1週間かかることもあります。
そうなった場合、電化製品はもちろん室内灯も使えません。
空調
基本的に夏場なので寒さで凍えることはないですが、
冷房が効かないため、窓を閉め切っていると熱気がこもり、
室温が上がってしまいます。
そういう場合は、雨戸を閉めたうえで、窓を少しあけると風が入ってきます。
また、うちわなどを用意すると暑さを凌げるでしょう。
暑くて寝付けないときは、アイス枕があるとだいぶマシになります。
食材の避難:方法その1
要冷蔵のものから、冷凍庫に移します。
優先順位を決めて移すといいでしょう。
食材の避難:方法その2
冷凍室とクーラーボックスを使い、避難させます。
ある程度温度が保てるため、冷凍物はそのままに、
クーラーボックスに氷や保冷剤などを入れ、要冷蔵のものを入れるといいでしょう。
台風対策:その他
避難先
地域の避難先を予め知っておくと、いざというときに役立ちます。
公民館や学校の体育館などが指定されますので、市役所のHPで要チェックです。
防災マップやハザードマップをよく確認しましょう。
石垣市の防災ページ https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/soshiki/1/2/index.html
ガソリン
食材と同じで、タンカーで運ばれてくるため台風日の前後は島中のガソリンが不足します。
台風が直撃する前に、満タンもしくは多めに給油しておくことをオススメします。
車社会のため、車を使わないわけにはいかない人が多いと思いますが、
極力使わない方が良いでしょう。
自転車・バイク
移動手段として、車・自転車・バイクのうち、ほとんどの島民がどちらか1つ以上を所有していると思います。
台風の際に屋外においていると、潮風に打たれてすぐにサビが出るので、
台風が過ぎたらすぐに洗車や手入れをしましょう。
可能なら、自転車は室内に置いておくと安心です。
屋外に置く場合は、予め倒して置き飛ばされないようjに施錠しましょう。
シートなどは風で飛ばされる可能性が高いです。
シートが飛ばされると、電線に引っ掛かり停電の原因になってしまうことも。
オススメしませんが、どうしてもシートをかけたい場合は飛ばないように、
ロープなどで頑丈に縛るなどして工夫しましょう。
バイクも同様です。
車
屋根がある駐車場があれば安心ですが、ない場合は転倒に気を付けましょう。
賃貸マンション等に住んでいる人は、管理している不動産会社やオーナーに相談してみるのも手です。
台風の大変さは島民であれば誰もが知っています。
数日間でしたら、空いているスペースに置かせてくれることもあるでしょう。
まとめ
台風対策は事前準備が肝です。
地震とはちがい、ある程度予想ができるので、
日頃から天気予報をみておけば準備できるはずです。
また、困ったときにどうするか、予め調べておくと役立つでしょう。